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郭飛雄を声援 高智晟氏再び連絡が途絶える

2015年12月08日

【新唐人2015年12月8日付ニュース】

中国の有名な人権活動家、郭飛雄(かく ひゆう)氏の懲役6年の重い判決に対し、自宅軟禁中の人権弁護士、高智晟(こう  ちせい)氏は11月30日、郭氏を支援する声明文を発表しました。その後、高弁護士の連絡が再び途絶えました。

 

高弁護士の妻、耿和(こう わ)さんは12月1日の午後、郭氏を支援する文章を発表した為に当局の迫害を受け、夫と連絡が取れなくなったのではとツイッターに書き込みました。

 

12月2日、高弁護士の兄の高智義(こう ちぎ)さんは、家を厳しく監視されているので何も話せないと、『新唐人』の取材に答えました。

 

高智晟弁護士の兄 高智義さん

「何も聞かないでください。私たちは何も言えません。何も言うことができません」

 

耿和さんは数日間、夫と電話が繋がらないと言います。

 

高智晟弁護士の妻、耿和さん

「電話をかけても、存在しない番号だというアナウンスが流れるだけです。おとといからずっとつながりません。情報を求めてインターネットを検索すると、彼が郭飛雄氏宛てに書いた手紙が『大紀元』に掲載されているのを見つけました。この文章と関係があると思っています」

 

11月27日、広州市天河(てんが)区の裁判所で、中国の人権活動家、郭飛雄氏に懲役6年の判決が下されました。弁護士の話によると、法廷では当事者も弁護士も発言が許されず、裁判当日に「騒動挑発罪」が加わったそうです。

 

11月30日、高弁護士は「郭飛雄氏らの考えに賛同の意を示し、この民族歴史の巨大な変化の時、我々の存在価値を証明せよ」と題した文章を発表しました。

 

高弁護士はこの文章で、中国共産党を非難し、郭飛雄氏らは今日の民族の尊厳かつ、明日への希望だと称賛しました。大きく歴史が変化しようとしている今こそ、彼らに賛同して我々の存在価値を示そうと人々に呼びかけたほか、中国共産党は2017年に崩壊すると予言。また、中国共産党のテロ組織の人員に対しては、自分と、家族のためにも自らの罪業を減らし、退路を残すよう勧めました。

 

51歳の高弁護士はかつて、法輪功学習者の案件を引き受けたため、当局の残酷な迫害を受けました。今年8月に刑を終えて出所する際は話すこともできず、歯はほとんど抜け、出所後も当局の監視下で生活していました。彼と再び連絡が取れなくなったことは、外界からも高い関心が寄せられています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/12/02/a1239237.html(中国語)

(翻訳/吉田 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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